荏田町の真福寺(しんぷくじ)の本尊である。全身を桧(ひのき)の一木(いちぼく)から彫りだし、後頭部と背面から大きく内刳(うちぐり)をしている。通常千手観音は、四十あるいは四十二臂(ひ)につくるが、本像は八臂(はっぴ)となっている。当初は脇手があったものと考えられるが、かなり補修の個所も多い。しかし全体に藤原時代の作風を良く見せており、関東における千手観音像の古例の一つと考えられる。
時代:平安時代法量:像高129.0㎝
写真提供:横浜市教育委員会
荏田町の真福寺(しんぷくじ)の本尊である。全身を桧(ひのき)の一木(いちぼく)から彫りだし、後頭部と背面から大きく内刳(うちぐり)をしている。通常千手観音は、四十あるいは四十二臂(ひ)につくるが、本像は八臂(はっぴ)となっている。当初は脇手があったものと考えられるが、かなり補修の個所も多い。しかし全体に藤原時代の作風を良く見せており、関東における千手観音像の古例の一つと考えられる。
時代:平安時代法量:像高129.0㎝
写真提供:横浜市教育委員会